寒中の「冷え」と「痛み」 ~寒中お見舞い申し上げます~
◆大寒 次候 水沢腹堅(さわみずこおりつめる)◆
寒いですね~(^^;)
寒中お見舞い申し上げます。
1/29は、大寒の次候「水沢腹堅」の最後の日。
沢を流れている水が凍って、氷が厚く張りつめる頃。この時期に1年の最低気温を記録する事が多く、氷点下になる地域も多くなります。
今は、冬の土用でもあります。
今年は特に寒さも厳しく、季節の変わり目なのではり・きゅう陽明堂の患者さん達も、寒さや冷えで体調を崩す人がとても多かったです。
小寒から大寒にかけて、はり・きゅう陽明堂に来院する患者さんの多くが「寒邪」の影響を受けておりました。
動きが悪く、何となく身体が強張っていて、痛い。脉を診ると「冬眠前のカエル」みたいな脉になってます(^^;)舌を診ると青っぽいし。
補気補陽の鍼に、神闕(臍)周辺の塩灸を加えました(^^♪
寒邪が取れると、脉もしっかりしてきて、舌の青さも取れ、動きも良くなります。
今年はかなり寒いので、塩灸が大活躍しております(^^♪ 患者さん達にも「身体が温まって気持ちいい」と好評です(^^♪
「寒 邪」の特徴
正常な気候の変化を「六気」と呼び、風・寒・暑・湿・燥・火で、六気は生物が生きていくための外界条件のひとつで、人体はこれに適応できるときは疾病にはなりません。
気候の変化が異常になり、大過や不及が生じると病の発病因子になり、これを「六淫」と呼びます。
人体の気が虚弱だと、「六気」であっても病変を起こすので「六淫」になる事があります。
「寒」は、気温が低い事。冬季の主気です。冬でなくても、気温が急に下がったりすると寒邪を受ける事があります。
①寒は陰邪で、陽気を傷りやすい。
・人体の陽気を凝滞させ損傷しやすく、陽気による身体を温める作用が不足する為に全身や局部に寒冷症状がでる。
②寒は凝滞し痛を主る
・陽気を損傷し収引するので、気血の運行を渋滞させて気滞・血瘀引き起こし、疼痛・脉 渋あるいは遅などを生じる。「通じざれば則ち痛む」
④収引拘急(しゅういんこうきゅう)
・収引は収斂の意味で、収引の性質により気機を収斂させて経脈を拘急させて、疼痛や筋肉のひきつりを生じさせる。
まだまだ寒い日が続きそうですが、春はもうすぐです(^^♪
お灸や温かい食事で乗り切ってください(^^)/
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