更年期の喉の違和感 ~「更年期」を知って「幸年期」へ!(40)~
◆梅核気(ヒステリー球)◆
更年期の女性の中に、「喉が詰まる」「扁桃腺が腫れているような感じが常にある」と訴える方がいらっしゃいます。
咽の詰まり感が良くわからないという方。「怒られていて泣きそうになった時になる、咽喉の奥が詰まるような感じ」が常にあるイメージです。
西洋医学では「ヒステリー球」と言われ、
東洋医学・中医学では「梅核気」「咽中炙臠(いんちゅうしゃれん)」と言われます。喉に閉塞感があり嚥下しても喀出しても取れない、舌苔が膩、脉が弦滑などの特徴があります。
どちらも原因はストレス。
中医学で「梅核気」「咽中炙臠」は、肝気が鬱結し痰を挟んで咽喉で結した病証です。
痰は臓腑機能の不調や不足で生じる病理的副産物で、主に脾・肺・腎・三焦などが関与し、津液の停留凝聚や煎熬凝滞によって発生します。
肝気鬱結は、肝の気の疏泄が失調し、気機が鬱滞した状態。情志不遂・精神的抑鬱・精神的動揺・外邪の侵犯などが原因となって起こります。
肝気鬱結の特徴は、憂鬱、楽しくない、イライラ、脇胸部の脹った痛み、胸部や腹部の遊走性の痛み、胸が苦しい、ため息、月経前に乳房が脹って痛む、月経痛、月経周期が一定しない、脉弦など。
鍼灸治療で行気解鬱・化痰の治療をしていくと、咽喉の閉塞感が緩和されます(^^♪
漢方薬では、半夏厚朴湯など。
はり・きゅう陽明堂に是非、御相談ください(^^)/
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