「更年期」と「プラセンタ」(1) ～「更年期」を知って「幸年期」へ！(25)～
◆プラセンタって何だろう？◆
アンチエイジングの救世主のように言われているプラセンタ。
「プラセンタ」って何だか知っていますか？
プラセンタは「胎盤」の事。
注射やサプリメント、化粧品などの形でプラセンタ療法はずいぶん身近になりました。
医療機関での「プラセンタ注射」は厚生労働省の認可を受けた医療行為となっております。原材料は健康なヒトの胎盤。日本で厚生労働省に認可されている医薬品としてのヒトプラセンタは、健康な日本人の胎盤のみを原材料として使用しております。
プラセンタに含まれる主な成分としては、
・活性ペプチド
・アミノ酸…ロイシン、リジン、バリンなど
・糖質…グルコース
・ビタミン…B1、B2、B6、B12 、C、D、Eなど
・ミネラル…ナトリウム、カルシウム、カリウム、リン、マグネシウム、亜鉛など
・ムコ多糖類…ヒアルロン酸など
・酵素…アルカリフォスファターゼなど
高温処理でウィルスや細菌を死滅させ、胎盤に含まれるホルモンや血液も完全に除去されます。
変異型クロイツフェルトヤコブ病(ｖCJD)は、プリオンという蛋白質が原因とされるため、酸による加水分解でプラセンタ中の蛋白質をアミノ酸に分解し、121℃30分間で最終滅菌されます。ウマ・ブタのプラセンタも同様に処理していると言われています。
医療行為の医薬品としてのプラセンタは、
メルスモン…更年期障害治療・乳汁分泌不全の治療
ラエンネック…肝機能障害治療・美容目的
今のところは上記のの2種類だけ。
注射は体内に長く留まるようにと、皮下注射か筋肉注射とされています。
平成18年10月10日より日本赤十字社は、過去にプラセンタ注射をした人は献血できない決まりとなりました。変異型クロイツフェルトヤコブ病(ｖCJD)の感染例は報告されていませんが、ヒト由来の臓器から製造さ荒れているための念の為の措置だそうです。
サプリメントや化粧品でのプラセンタは対象ではなく、献血出来ます。
「更年期」と「プラセンタ」(２)に続く・・・。
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