「更年期は自然のままで」?〜「更年期」を知って「幸年期」へ!(55)〜
◆「自然のままで」というけれど…◆
先日、小・中学校時代の同級生と話をする機会がありました。
その同級生は4/4が誕生日であったので私より先に45歳になり、自分の年齢をボヤいていた。
「最近疲れちゃって、夕ご飯を食べると寝ちゃうの。もう若くないよね。」と同級生。
「私らは今年から一般的な更年期の年齢になるけれど、更年期の対策はしてないの?」と聞いてみました。
医療系ではない同級生は、
「更年期の対策って出来るの? まだ生理があるから、更年期はまだまだ先の事だと思うんだけれど。更年期って生理が来なくなってからなんじゃないの? ホルモン数値は異状なしだったよ。」という。
これが一般的な更年期への認識なんだと改めて思いました。
「私は更年期の対策と、10年後の骨粗鬆症や病気の予防の為に低用量ピルを服用して、閉経間近になったらHRTに切り替えるつもりだよ。今は低用量ピルのおかげでイライラや疲労感も殆どなくて、動き回れるよ。」と言ったら、
「(更年期は)自然のままでいい。」と同級生。
メノポーズカウンセラーとして、この「自然のまま」というのは、正直とても厄介な認識なのだ。
「自然のまま」といいながら「放置」している人が殆どなのです。
先日、太田市であった予防医学のシンポジウムで、同じ更年期と加齢のヘルスケア学会に所属する安西英雄先生が最後に言っていた言葉が、とてもいい言葉でした。
「身体は『ガーデンのようなもの』」
ガーデン、庭は、手入れをすれば綺麗な花を咲かせてくれます。
季節や気候にあった花を植え、必要な水や肥料をやり、雑草を刈り、虫がついていたら取ったり薬を撒く。毎日見て、チェック。
身体も同じ。
「自然のまま」と言い「何もしないで放置」していても、綺麗なガーデンにはなりません。
どういう手入れをするか、知って欲しいし、自分自身で考えて欲しいです。
あなたは更年期を、
「放置」しますか?
「適切なお手入れ」をしますか?
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