救急車呼びました
◆付き添いの方が体調不良◆
患者さんがお見えになり、鍼を打ち始めて少し経った頃でした。
送迎をしている家族の方は、いつもそのままお買い物に行かれるのですが、ちょっと体調が良くないとの事で、駐車場で待っておられ、
「気持ち悪い。手に力が入らなくて吐き気もする。眩暈がしてふらふらする。病院に行きたい。」と鍼灸院に入ってこられました。
この方、心筋梗塞での手術歴があり、9月に糖尿病で入院して退院したばかり。
いつもより顔色が悪く、少し呂律も怪しい。ふらふらして立っているのもやっと。舌は真っ直ぐ出せていますが、左の腕に力が入らなくて何となく全身の脱力感みたいなのもある。
脳梗塞を疑いました。話しているうちに呂律が少し回復してきたけれど手の脱力感は変わらない。一過性脳虚血発作の可能性もあり、今後の治療の事もあります。
このまま自分の車で病院に行き待ち時間で待たされるより、救急車の方がいい。消防署が近いから救急車を呼びました。
…正直、鍼灸院に救急車を呼ぶ。という事の田舎の口さがない噂の事も気になりましたが、そんなことを言ってられません。
御家族の方はパニックになり、「119番って何番だっけ?」と電話が出来ない状態なので、私が救急車を呼びました。
地域の二次救急病院に通院されているのでカルテがある旨を話し、出来ればその病院に搬送してくれるように救急隊員に伝え、通院されているその病院に搬送されました。
鍼灸院に来院されている方でなく、付き添いの方が体調不良になる事もあるんだ。という事を学んだ日でした。
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