更年期の「眩暈」 ~「更年期」を知って「幸年期」へ!(46)~
◆眩暈の種類◆
更年期世代になると、眩暈を感じる。という方も増えてきます。
更年期でない人でも、生理中や寝不足、怒り過ぎ、疲れ、食欲がない時などで眩暈が出ます。
中医学では眩暈の性質を分けます。
・目がかすんで目の前が暗くなるのを「眩」
・ぐるぐる物がまわって見えたり、物が揺れ動いて見えるのを「暈」
「眩」「暈」は同時に起こる事が多いので、2つあわせて眩暈と言い、どちらの漢字も目がくらむという意味があります。
眩暈の原因は大きく分けて4つ。
・肝陽亢進
・淡濁
・気血両虚
・腎精不足
更年期女性は腎虚が入ってくるので、体質などによって症状が分かれていきます。
詳しく書くとキリがないので、サラッと(^^;)
【肝陽亢進】
眩暈・耳鳴り・脹って様な頭痛・怒ると症状悪化
イライラ・怒りっぽい・不眠・多夢・口が苦い・寝汗・手足のほてり・腰や膝がだるく力が入らない
◆腎陰不足の肝陽上亢
【淡濁】
回転性の眩暈・頭が重くぼんやりしている
胸悶・悪心・食欲不振・四肢や身体が重怠い・眠い
◆脾は生痰の源
【気血両虚】
時々眩暈が起こる・横になると軽減・心身の疲労により誘発
顔面蒼白・爪や唇の色つやが悪い・息切れ・心悸・不眠・食欲不振・疲労感
◆気血不足
【腎精不足】
眩暈・耳鳴り
精神不振・健忘・腰や膝がだるい・遺精
◆腎精不足で脳海が空虚になる
眩暈は重大な病気が隠れている場合があります。長く続くようなら、まずは検査をしてみてください。「異常なし」と言われたら、是非、はり・きゅう陽明堂にどうぞ(^^♪
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