脂質について(1)
◆脂質異常症◆
3月18日の埼玉メンタルメルス交流会と共催の「食事栄養療法倶楽部」と、3月28日の日本更年期と加齢のヘルスケア学会「銀座部会 スキルアップ講座」の講師の方が、偶然にも同じ方でした!
日本ポリニュートリション協会の 地曳 直子 先生。
更年期女性は「脂質異常症」と検査結果が出てしまう事が多いので、あぶらについても勉強したいと思っていたところでしたので、本当にタイミングが良くて、自分の運の良さに感謝です(^^♪
「脂質異常症」とは、血中のコレステロールやトリグリセリド(中性脂肪)が増加する状態。
・高LDLコレステロール血症
・低HDLコレステロール血症
・高トリグリセリド(中性脂肪)血症
悪玉コレステロールと言われるLDLコレステロールの値が140mg/dL以上になると、高LDLコレステロール血症とされ、スタチン剤投与によるLDLコレステロールの降下治療が開始します。
服薬の前に食事や運動の生活習慣を見直しが必要ですが、楽な服薬を選択する人も多くいるかと思います。
でも、その服薬、ちょっと待ってください。
LDLコレステロール降下治療の問題点も知った上で服薬を選択してください。
①スタチン剤の副作用
スタチンの使用により、癌や認知症、糖尿病、脳出血、骨粗鬆症の発症率リスクが上昇するとの報告がある。
②残余リスク
スタチン使用でLDLコレステロールは20%~30%の冠動脈疾患発症リスク低下を認められる。
→ スタチンを投与しても70%は効果がない。
コレステロールの7~8割は体内で作られ、その代謝途中で骨芽細胞から分泌される「オステオカルシン」という臓器を活性化するホルモンが、スタチンを使う事によって阻害されてしまうという結果になるそうです。
「オステオカルシン」とは、脳や膵臓、筋肉・脂肪細胞、肝臓、心臓、精巣などを活性化するホルモンと言われています。
脂質について(2)へ続く。
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