「更年期」と「プラセンタ」(4) ~「更年期」を知って「幸年期」へ!(28)~
◆「紫河車」中薬のプラセンタ◆
医薬品やサプリメント、化粧品のプラセンタの事は以前書きました。
こちらを参考にしてください(^^)/
古くは唐代739年に陳藏器によって書かれた『本草拾遺』に「人胞」として記載され、明代1578年に書かれた李時珍の『本草綱目』には「紫河車」と記載されています。
漢方薬としての胎盤は、一般的に「紫河車」と言われていますが、別名がたくさんあります。
「紫河車」の別名
胎胞、河車、衣胞、混元母、河車粉、胎盤粉、杜河車、胞衣、混沌皮、仙人皮、混沌衣、混元丹、佛袈裟、胎衣、胎盤、人包、京河車、人胞、人盤、水衣、子衣、児衣 など。
たくさんの別名がありますが、今回は「紫河車」で統一します。
「紫河車」は、健康なヒトの胎盤の羊膜や臍帯を除き、何回も洗って血液を除去し、蒸すか煮た後に乾燥させたものです。粉にしたりもします。
↓ 紫河車です。
質は硬くて脆く、腥気(なまぐさいにおい)があるそうです。
私は実物を見たことがないので、写真も中国の漢方薬サイトからの引用です(^^;)
〔性味〕 甘・鹹で温。
〔帰経〕 肺・肝・腎経。
〔効能〕 補気、養血、温腎、益精。
長患いなどでの虚弱やるい痩、身体の酷い熱感、結核、喀血、寝汗、インポテンツ、精液の漏れ、不妊、月経不順、母乳が出ない、神経衰弱、再生不良貧血 などに効果があり、長期に服薬しないと効果が出ないと言われています。
熟地黄・亀板・黄柏・杜仲・人参・天門冬・麦門冬・懐牛膝と調合し「河車大造丸」として用いる。他に紫河車が入っている漢方薬は「河車丸」「河車封髓丹」など。
紫河車は、エストロゲンやプロゲステロン、アセチルグルコサミン、ガラクトース、多種のアミノ酸を含んでいます。
クレオパトラや楊貴妃、西太后も胎盤を食していたと言われ、若さと美の秘薬だったようです。
日本で手に入る医薬品としての紫河車製剤はこれ。他には見当たらなかったです(^^;)
紫河車の写真を見てしまうと、やはり私はプラセンタは積極的に摂取はしたくない。日本での医薬品のプラセンタは厳密に管理されていますが、輸入で入ってきた紫河車だとやはり感染症が心配になります(-_-) キチンとした製薬会社が管理しているのなら心配はないかと思いますが、個人輸入して入ってきた紫河車は、私の感覚ではちょっと無理かな?(^^;)
でも、長年使われて来た優れた医薬品ですので、活用してみるのもいいかと思います(^^)/
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