目黒寄生虫館へ!…再び(笑)
◆世界でただ一つの寄生虫博物館◆
※ 閲覧注意!寄生虫の写真があります!
…続き(笑)
→ 前回の話はこちら
目黒駅で降り、いつもは東京都庭園美術館に行くのですが、真逆の方向へ歩く事約15分(*´Д`)
グンマー東毛地区より都内は暑くないけれど、やはり歩くと暑いです(*´Д`)
扇子で扇ぎながら歩き、やっと到着(^^♪
又来ました、目黒寄生虫館ヽ(^o^)丿
時々来ると、展示の配置が変わっていたり、パネルタッチ式のモニターが入っていたり( *´艸`)
↓ ちょっと見ずらいですが、見えますか?
「ようこそ 世界でただ一つの 寄生虫の博物館へ」と書いてあります(^^♪
蟷螂に寄生します。
俗にいう「サナダムシ」の一種の日本海裂頭条虫。
体節が組紐の一種・真田紐似ているからサナダムシと言われています。
人の腸に寄生すると、こんなに長くなります(^^;)
その長さはなんと!8.8m(・・;)
頭部は、こんなに細い!
体節がとても綺麗に感じるのは、私だけでしょうか?(^^;)
いろいろな寄生虫の貴重な標本がたくさんヽ(^o^)丿
クジラは身体が大きいから、こんな小さな寄生虫に寄生されたら、自分で取る事も出来ませんね(・・;)
↓ 犬のフィラリアとして知られている犬糸状虫。
↓ 中間宿主の鼠に寄生したエキノコックス。エキノコックスは多包条虫と単包条虫がいます。
↓ ムササビの腸にはち切れんばかりに詰まっているムササビ蟯虫。
こんなにパンパンだったら、腸閉塞を起こしてしまいますね(^^;)
↓ マダニ。吸血するとこんなに大きくなります。
寄生虫症は太古の昔から人を悩ませてきたもので、風土病も寄生虫が原因になる事が多いかと思います。
アフリカ・中南米で成人すると失明する風土病「オンコセルカ症」。「河川盲目症」ともいわれ、2015年ノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智先生の「イベルメクチン」の実用化。無償提供で、年間2億人とも3億人とも言われれる失明の危機を救った功績は記憶に新しい(^^♪ 原因は回旋糸状虫(オンコセルカ)。ブヨに刺されることで感染します。
日本の古代では寄生虫症を「寸白」とも言われてました。今昔物語でも寸白の生まれ変わりの男の話が出てきます。いかに寄生虫が身近であったか。
寄生虫に寄生されると、身体にも変化が出ます。
・腸内に寄生して気機を擾乱し助湿生熱することにより、脾胃の運化失調から気血を不足させる
・体内に寄生して水穀の精微を吸い取り、気血を虧損させる
どちらも気血虚損・るい痩・面色萎黄か蒼白。気機を阻滞するので腹痛・腹満が良く見られ、脾胃の運化を失調させ下痢や便秘を起こす。慢性化すると「虫積」と呼ばれ、土などの異物を好んで食べたりする。
現代の日本では激減しましたがゼロではないので、こういう博物館が研究を続けてくださるのはありがたいですね(^^♪
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