女性の人生設計の為のホルモン療法(1) ~「更年期」を知って「幸年期」へ!(56)~
◆ 「OC」「LEP」「HRT」、聞いたことありますか?◆
皆さんは、「どういう時に」「どういう目的で」婦人科へ行っていますか?
・年一回の婦人科健診の時?
・妊娠した時?
・不正出血に気づいた時?
私と同世代の団塊の世代ジュニア達に聞くと、「健診と妊娠の時にしか産婦人科・婦人科には行かない」という人が殆どです。
月経痛が酷くても、毎月の月経は月経痛があるのは当たり前と痛みに耐え、ホルモンが変動する事でおこるパフォーマンスの低下や月経前症候群(PMS)は仕方がないと諦め、毎月の月経を呪い、彼氏が出来れば妊娠に怯え、月経が来ることを心から願う。
こういう女性、多いのではないでしょうか?
女性の人生設計において女性ホルモンが重要な要になっているので、私は女性のかかりつけ医は婦人科医であるべきだと思ってます。
日本で女性が自分の意思で避妊する方法は、経口避妊薬(OC)や子宮内避妊器具(IUD・IUS)がありますが、婦人科に行かなければなりません。望まない妊娠を避けるために、自分の身体の為に、月経によるパフォーマンス低下を避けるために、是非、婦人科医をかかりつけ医にして欲しいと思います。
「OC」「LEP」「HRT」は、エストロゲン+黄体ホルモンの同種のホルモン製剤ですが、目的が違います。
OC:経口避妊薬。「避妊」の為
LEP:低用量エストロゲン・プロゲステロン配合薬。「月経困難症」の為
HRT:ホルモン補充療法。「更年期障害」の為
女性の人生設計の為のホルモン療法(2) に続く…。
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