メノポーズカウンセラー研修会
◆ベルサール九段で研修会◆
2018年3月11日はベルサール九段でメノポーズカウンセラーの研修会だったので、前日に自宅の仏壇に御供えをしました。
幼稚園の仲良しのお友達、通園バスで津波に巻き込まれたお友達と幼稚園の職員のおばちゃん、御近所の方々、今でもはっきりと顔を思い出します。
↓ この写真は、日和幼稚園の最後の日に行ったときに撮ったものです。
亡くなった子たち・職員の人数分のお花が飾られ、「御供養の為に」と心ある方が手作りして送ってくださったという、うさぎ菩薩が置かれていました。
3月は毎年体調が悪く、3月10日から風邪ではないのに声がかすれ、身体中が痛く、やっと動いてました。
3月11日の朝も絶不調(;´Д`)冷や汗が出て、電車の中で何回も吐きそうになる。
でも会場に着くとカウンセラー仲間達から元気を貰いました(^^)頑張っている仲間達がいるのは、とても心強い。
・小山嵩夫先生の「認定試験のポイントと解説」
・安西英雄先生の「米国の現状とサプリメント処方の実際」
・田代信久先生の「公認心理師制度について」
・河端恵美子先生の「女性の健康管理の基礎」
・小山嵩夫先生の「模擬試験解説」
どれも面白い内容の講義でした(^^)
特に興味を持ったのは、安西先生の講義の中の「米国医学アカデミー(旧 医学院)の提言(2001)」の話。
1)いつでも
あなたは必要なケアを、必要な時にいつでも受ける事が出来ます。(簡略)
2)カスタマイズ・ニーズの予測
あなたのニーズをあらかじめ予測し、ニーズが特別なときは、それに合うように対応します。(簡略)
3)患者はコントロールの源泉
あなたが自分の意思で許可を与えたときのみ、病院が主導します。
4)情報の透明性と共有
あなたへのケアは守秘されますが、病院はあなたに何も隠しません。(簡略)
5)エビデンスに基づく
あなたは手に入る最善の科学知識に基づいたケアを受けます。病院はいつも卓越した医療をすることを約束します。(簡略)
6)安全性の保証
もしケアの最中に過誤がおきても、あなたに危害はありません。あなたは病院の中で安全です。
7)無駄を減らす
あなたの時間やお金を無駄にしません。(簡略)
8)医療者の間の協力
ケアの提供者は互いに、またあなたと十分に協力し、仕事を調和させます。専門家間の壁は崩れ落ち、あなたへのケアは切れ目のないものになります。あなたはもう途方に暮れる事はありません。
今、アメリカの医療改革が、この提言によって進められているそうです。
印象的だったのが、公的保険のひとつのメディケアが、「質の高い病院ほど報われる」として、予防医学を重視し、病院にくる患者が減ると病院にお金が入る。という方向性をとっているそうです。
以前、冗談で「1年間病院に来る回数が少なければお金を出す。という保険制度にすれば医療費崩壊は免れるんじゃない?」と話していたことがありますが、まさにそういう方向性です。
国民皆保険の日本の病院はどうですか?
患者さんを待たせることが当たり前。になってませんか?
必要性の少ない検査で、高額な検査費用を払わせてませんか?
その薬、本当に必要ですか?「取り敢えず出しておきます。」と言ってませんか?
何の治療をしているか、患者さんと医療記録を共有してますか?
他の医療従事者を尊敬しあい、協力調和体制がとれてますか?
医者が上、患者は下。というパワーバランスになってませんか?
患者さんの希望をきちんと汲み取ってますか?
日本の国民皆保険制度は素晴らしいと思う反面、予防医学がおろそかになっていると思います。
アメリカの医療が変化する事によって、日本はどう変わるのか?
広い視野で医療を考えた研修会となりました。
ランキングに参加しております。ぽちっとお願い致します(^^)/