更年期の市販薬 比較検討(2) ~「更年期」を知って「幸年期」へ!(31)~
◆まずは、小林製薬 「命の母 A」◆
店頭に置いてある確率の高い3つの市販薬を比較していきたいと思います。
第2回目は小林製薬の「命の母 A」。
CMの作り方が上手で「更年期=命の母」のイメージ戦略を成功させている第2類医薬品の市販薬。
840錠入っていて、1日分が12錠なので70日分で希望小売価格は¥5,076(税込)。1日単価が約¥73。多少の店頭販売価格に差がありますが(^^;)
「命の母 A」の特徴
・漢方医学の視点から考えた生薬の組み合わせ
・女性の必要な13種類の生薬
・更年期に積極的にとりたいビタミン類
・体格や体質を選ばない工夫
命の母 Aの特徴はこの4点です。
更に、ビタミンB群(B1、B2、B6、B12、葉酸)、カルシウム(パントテン酸Ca、リン酸水素Ca水和物)、タウリン、ビタミンE、ビオチン、精製大豆レシチンが含有されてます。
添加物は、ケイ酸Al、ステアリン酸Mg、セラック、タルク、炭酸Ca、酸化チタン、バレイショデンプン、ゼラチン、白糖、エリスロシン、ニューコクシン、サンセットイエローFCF、ミツロウ、カルナウバロウ。
1回4錠、1日3回。1日量12錠中の成分を見ると、
たくさんの種類が入っているけれど、薬効成分量は全体的に少ない印象(~_~;)
抽出でなく「末」なので、生薬を砕いて粉にしたもの。ということは吸収はゆっくりめ。
言葉が悪いけれど、
方向性はないんだけど、取り敢えず更年期女性に良さそうな物をあれもこれも入れてみました!
って感じ(^^;)
個人的な感想としては、色々な物を入れ過ぎて、医薬品というよりサプリメント?(^^;)っていう感じ。
更年期の初期で取り敢えず市販薬を飲んでみたいっていう人にはいいかもしれません。
でも。「体格や体質を選ばない工夫」という事は、医薬品としての効能が弱い。と個人的には思います。
はり・きゅう陽明堂の患者さんでも、命の母Aを飲んでいたけれど、「効き目がわからない。」という方と、「まあ調子がいい。」と言う方がいるので、何とも言えませんが、取り敢えず1本試してみて、あまり効果を感じないようなら変えてみる。という位の気楽さでいいのかもしれません(^^;)
自分の体質がわかっているのなら、命の母Aよりもっと効果のあるものがあると思います。
私個人の感想と考えです(^^;) 参考程度にしてくださいね。
ランキングに参加しております。ぽちっとお願い致します(^^)/