更年期の市販薬 比較検討(3) 〜「更年期」を知って「幸年期」へ!(32)〜
◆武田の「ルビーナ」は、どんな感じ?◆
第3回目は武田コンシューマーヘルスケア株式会社のルビーナです。
「ルビーナ」は、「連珠飲」に由来した漢方薬で、連珠飲は「四物湯と苓桂朮甘湯の合方」です。
連珠飲の生薬を抽出して、連珠飲エキス散としての3,150mgに、添加物に無水ケイ酸・カルメロースCa・ステアリン酸Mgを加えています。
連珠飲との生薬の種類は同じですが、分量の比率に違いがあります。
店頭販売とネット販売では値段が違いますが、 メーカー希望小売価格が252錠で¥4299(税込)。1日分が9錠なので、252錠で28日分入っているので、1日単価が約¥154。
「命の母A」と違い、明確な漢方薬としての治療目的があります。
矢数道明氏の「漢方主要処方解説」によると。
<連珠飲>
茯苓 5.0g 桂枝4.0g 当帰・川芎・芍薬・地黄・白朮 3.0g 甘草2.0g
出血や貧血によって起こる諸症状に用いる。貧血が第一で、それによって起こる動悸・眩暈・耳鳴り・顔面浮腫などに用いるが、口唇・眼結膜・爪の下まで白くなるひどい貧血・胃腸虚弱には用いない。
連珠飲は古方と後世方の合方で、江戸時代の本間棗軒の※経験方と書かれています。
四物湯(当帰・芍薬・川芎・地黄)…肝・脾・心・腎に帰経し、血を生じる。
苓桂朮甘湯(茯苓・桂枝・白朮・甘草)…気と水の上衝と動揺を鎮める。
※経験方…古典の処方を臨床応用の為に加減したり、経験による新しい処方のもの。日本漢方の特徴のひとつと言われる。
武田コンシューマーヘルスケア株式会社は、漢方薬をベースとした市販薬が得意で、他の製品も漢方由来の物がたくさんあります。
例えば・・・。
タケダ漢方胃腸薬A、ストレージタイプI → 安中散
ストレージタイプH → 半夏厚朴湯
タケダ漢方便秘薬 → 大黄甘草湯
ルビーナめぐり → 当帰芍薬散加人参 など。
実は、私の自宅用のストックの市販薬もタケダの製品が多いです(^^;)
私は低用量ピルと市販薬の漢方薬を併用しているのですが、この武田コンシューマーヘルスケア株式会社の「ルビーナ」を購入して飲んでます。貧血傾向なので、私にはとても合っていて、何年も継続して飲んでます(^^♪
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