子宮系女子の薄気味悪さ
◆「子宮教」という新興宗教のようだ…◆
巷で「子宮系」とか「子宮系女子」とか「子宮で願いが叶う」とか「すべては子宮が決める」とか、怪しげなフレーズが聞こえてきたのは何時ごろからだっただろうか?
Amazonで本を検索していて、やたらと書名に「子宮」が入っている本を見かけるようになった。医学書でもないのに。
変だな?
なんて思っていたら、「子宮を大事にすれば願いが叶う」系や「布ナプキン教」系のネット記事を目にするようになった。
私は時々ハンドメイド作家にもなったりするので、地元の女性起業家のイベントを誘われたりフライヤーを貰ったりする中で、極端な布ナプキン教の女性起業家や訳わからないスピリチュアル系の癒し系女性起業家を見かけ、私は何となく不愉快に感じ、女性起業家のイベントにはかかわらないようにしてました。
その不愉快な感じや違和感は、これだったのね!
と、すっきり解決させてくれたのがこの本です!
この本は第6章に分かれていて、
これ、聞いたことがある奴じゃん!
一見すると、スルーしそうになります。
こういう手法で呪いをかけていくのね!と言うのが良くわかりました。
私は古典中医学を勉強しているので、中医学の考えにも臓腑が感情を司るという概念があります。子宮が冷えるという概念もあります。瞑眩という現象もあります。冷えで体調を崩すという状態もあります。布ナプキンもかぶれにくいのでいい面がたくさんあります。(でも私は、血まみれになりながら布ナプキンを洗う手間と時間が惜しいし、外出時に血まみれの布ナプキンを持ち歩くのも嫌なので、所謂ケミカルナプキン(普通のナプキン)を使っています)
子宮の冷えについて書いた記事はこちら「胞宮虚寒証」
子宮だけが単独で冷える事はない!
不勉強で無知な輩が東洋医学(中医学)を浅学のまま自分の都合のいいように解釈をして、「私だけが知っているの、他の人とは違うのよ。知らないと意識の低い女子だよ?特別になりたいでしょ?!」という手法で呪いをかけ、お金を使わせる。
膣にパワーストーンのジェムリンガ入れて、子宮の性的なパワーを高めるとか、不衛生極まりない。以前何かの本で、中国の後宮の女性は、皇帝に誘われたら直ぐにいたせるように膣に潤いを持たせる準備を常にしていた、その準備として常に膣に翡翠製のタンポン状の物を忍ばせていた。と読んだ事があるが、一緒にしてはいけない。
経皮毒も「ニセ科学」と言われているし。皮膚(粘膜)から毒が吸収されて子宮に溜まり、不妊症になるのよ!と、脅迫じみていて、もう訳わからない世界。
私の友人・知人・患者さん達には、この「子宮系」にハマっている人がいないのが幸いです。
なかなか面白い本でした。
偶に助産師や看護師でも子宮系スピリチュアルにハマっている人もいるみたいだけど。
…でも、あんなに実名出しちゃって、大丈夫なのかしら???
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