逆子の灸
◆逆子と至陰穴を考える◆
患者さん達にも「流れ」というか、似たような症状の方達が続けて来院する傾向がある。
今回は逆子ちゃん妊婦さんが続けて来院(^^)
1人の方は2回の治療で無事に頭位に戻って一安心( *´艸`) 艾を分けてあげて、毎日左右の至陰穴に5壮ずつ透熱灸をやってもらいました。2週に一度の検診の週数ですが、次の検診には無事に戻ってました。
至陰穴、やはり凄い。
他の方はこれからどう変化するか、自宅でお灸してもらいながら鍼灸治療をしていきます。鍼灸治療をすると胎動が増えるので、そのままクルンと頭位になって欲しいです(^^♪
※もう1人の方は、5日後の検診で無事に戻っていた。とご連絡がありました( *´艸`)
逆子と至陰穴についてはずっと考え続けていますが、まだ自分の中での決定的な結論には達していません(^_^;)脈を診て、舌を診て、ひとりひとりの状況を考えていくしかない。
東洋学術出版社の「鍼灸学〔臨床篇〕」には、「胎位不正」として載っていて、病因病機は「気血両虚」「気機鬱滞」「血滞湿停」とある。でも、もっとシンプルに考えた方が良いのかもしれないと思う。
私個人としては、逆子は陰陽の反転と考えているので、陰陽のバランスを整えていく事がいいのではないかと思っている。
逆子になった妊婦さんによく話を聞いてみると、
・昼夜逆転の生活をしている
・足が冷たいけれど顔はほてっている
・冬でも寝る間際にアイスを食べている などが出てくる。
至陰穴は足太陽膀胱経の最後の経穴で、足少陰腎経と連結する。言ってみれば、陽経の経絡がここで陰に至る。陰を養えば陽も養われるので至陰穴へのお灸がいいのではないか?と思っている。でも、まだ自分の中では自信のある結論ではない。
今後も自分なりの結論を出すために勉強したいと思います。
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