加齢によって変わる味覚 〜「更年期」を知って「幸年期」へ!(19)〜
◆シナモン、お好きですか?◆
シナモンが大嫌いでした(^^;)
シナモンロールやシナモンを使ったお菓子、生八つ橋のニッキ味、ニッキ飴、桂枝湯・桂枝茯苓丸などの匂いが、大嫌い!
香りを嗅いだだけで 「うわっ(>_<)」と思う位、大嫌いでした(~_~;)
プレ更年期の今。赤ワインで自家製サングリアを作った時に、「なんか、一味足りない?」と思い、何となくシナモンパウダーを入れてみました。
赤ワインのサングリア、シナモンパウダーが入った方が、断然美味しい!( ゚艸゚;)
…不思議。以前はあんなにもシナモンの香りと味が大嫌いだったのに(・・;)
そういえば。
「シナモン」と「ニッキ」、同じような感じだけど、「ニッキ」の方が辛い感じ?
「シナモン」は洋菓子に、「ニッキ」は和菓子に使われている?
「シナモン」と「桂枝湯」の香りだと、「シナモン」の方が甘い香り?
「シナモン」が嫌いなので興味がなく全部「桂皮」だと思ってたけど、気を付けて味わうと、なんか別物みたいだぞ?
で、調べてみました(^^)
取り敢えず、この本。
あと、中医大辞典・中薬大辞典 他。
・「桂皮」はクスノキ科のカッシア(トンキンニッケイ) Cinnamomum cassia の樹皮。桂枝はその若い枝。コルク層を取り除いたものが「桂心」。
・香辛料の「シナモン」はクスノキ科シナモン(セイロンケイヒ・セイロンニッケイ) Cinnamomum verum の樹皮。
・「ニッキ」は日本に伝わった肉桂 Cinnamomum sieboldii などの 根の皮。
・香りの成分は「桂皮」「シナモン」「ニッキ」ともシンナムアルデヒド
・「セイロンニッケイ」と「ニッキ」は薬用としての効能は薄いため日本薬局方には収載されていない。
でも、「桂皮」「シナモン」「ニッキ」は近縁種と言えます。
「桂枝」の薬効成分
〔性味〕辛・甘、温 〔帰経〕肺・心・膀胱経
発汗解肌、温経通陽
〔桂皮(肉桂)〕の薬効成分
〔性味〕辛・甘、大熱 〔帰経〕腎・脾・肝経(膀胱経)
補腎陽、暖脾胃、除積冷、通血脉、止痛
これらの事から。
プレ更年期の年齢になってシナモンが大丈夫になった理由は、
シナモンは桂皮・桂枝より薬効成少ないとはいえ、近縁種。
桂皮・桂枝の薬効成分を考えるに、プレ更年期により腎や脾胃に冷えが入ってきたので、身体を温める作用(薬効ではない)のあるシナモンが美味しく感じるようになった。と考えられます。
身体が必要な成分を欲していると、美味しく感じます(^^)
身体の変化に意識を持っていくのも大事な事ですね。
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