ホルモン補充療法って不自然? 〜「更年期」を知って「幸年期」へ!(9) ~
◆ホルモン補充療法って、不自然?◆
「ホルモンを外部から補充することは不自然だ」
と考える人がいます。
その考えを否定するつもりはありません。
でも。
何らかの原因で高くなった血圧を、薬を飲んで下げる。これ、「自然なこと」?
生活習慣病や女性ホルモンの不調による症状などに、降圧剤・コレステロールの薬・抗うつ剤・痛み止めなどを服用することは「自然なこと」なのでしょうか?
元々あったものが少なくなったので足してあげる。それがホルモン補充療法(HRT)です。
実は、私もメノポーズカウンセラー資格を取ったばかりの頃、ちょっとだけアンチHRTでした(^^;;
身体の持つ自然治癒力を引き出す鍼灸治療を生業にしているので、漢方薬以外の「薬を使う事」に少し抵抗がありました。
50〜60歳で人生が終わるのなら鍼灸や漢方薬だけでもいいけど、女性は閉経後50年も生きなくてはならない可能性がある。人間は、簡単には死ねない事もある。
・自分の子供や孫・曽孫の手を出来るだけ煩わせないで、どう閉経後の50年を生きていくのか?
・骨粗鬆症や認知症、あらゆる病気や衰えを減らし、死ぬまで動ける身体でいるには、どうしたらいいか?
そう考えた時に、鍼灸・漢方薬にホルモン補充療法を加えよう!と思いました。
鍼灸・漢方薬で体調は良くなるけど、卵巣が機能停止しているのだから、卵巣から女性ホルモンが出る訳ではない。脂肪細胞からも女性ホルモンが出るけど、僅かだし、卵巣からでる女性ホルモンとは種類と活力が違うし。
そんな訳で、月経がある現在は低用量ピルを服用し、閉経したらホルモン補充療法に切り替える予定です(^^)
私は、ホルモン補充療法のリスクより、ホルモン補充療法をやらないリスクの方が怖い。
閉経後の人生の過ごし方を、閉経前から少しだけ考えてみてください(^^)/
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