父が亡くなった日(1)
◆自宅で亡くなりました◆
平成31年(2019年)4月21日(日) AM6時39分、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の為に、父が永眠しました。
4月15日頃から体調が悪く顔付きもちょっと変。4月20日(土)の朝に、昨晩は入眠剤を飲ませたのに眠れず一晩中起きていたようだと母が言っていたので、脈を診る為に母と朝食を食べさせに行きました。
脈を診ようと手首に触ると、冷たい。然も冷汗をかいている。呼吸が苦しいと言う。
陽気がとんでいる。ヤバイ。
陽気がとんでいて、数脈で表面だけ弦脈っぽく、底のない脈。かなりヤバイ。
袋にタオルを入れ熱湯をかけて即席のホットパックを作り、父の大椎周辺から背中に当てる。少し脈が落ち着いてきたが、食事は食べたくないと野菜ジュースだけ飲んだ。身体を温める為にミニカイロをタオルで包み、お臍の辺りに入れておいた。
母が「落ち着いたから、少林寺拳法の稽古に行っても大丈夫だよ」と言うが、あの脈が気になって出かけられない。治療家の勘がヤバイという。家族としての思いは、そんな事はないと治療家の勘を打ち消す。葛藤。
母には「まだ死ぬような脈じゃないよ」と気休めを言うが、私の顔を見て良い状況だとは思っていないのがわかる。
予約を頂いている患者さんにキャンセルのご連絡をさせていただき、直ぐ動けるように自宅に待機。
お昼御飯を食べさせに母と父の部屋に行き、ヨーグルトを食べ野菜ジュースを飲んだ。でも、まだ冷汗をかいているし、数脈で表面だけが弦っぽい底のない脈。陽気が離れようとしている脈だ。
冷や汗かいてヤバイ脈してる。という私の指摘と父がかなり苦しがっているので、母が訪問医療に来てくれている医師に電話をすると、訪問ナースステーションに吸痰の指示を出してくれて直ぐに看護師さんが来てくれた。
サチュレーションが89〜92%。脈を診ながら、看護師さんと2人で「ちょっと嫌な感じだよね。嫌な感じが当たらなきゃいいよね。」と話していた。
その嫌な勘が当たってしまう。
外れて欲しかった。
ランキングに参加しています。ポチッとお願いします(^^)/