父の事(9)〜癌とALSと〜
◆遂にキレました!(-言-)◆
仕事の合間に父の部屋を覗くと、訪問医療の医師と看護師2人が来ていました。
予定にはなかった院長の訪問。あれ?なんで院長が来ているんだ?と思い、今後の事もあるのでそのまま同席しました。
「明日は某病院に行って、万が一の時の入院の為のルート作りをして来てね」と院長。
動けない父は、病院には行きたくない。と言う。その裏には、母や私に負担を掛けたくない気持ちがある訳です。
その父の、動けなくなっていっているALSの患者の気持ちも考えず、またもやクソ対応に暴言(-言-)
「ここにいると、ムカつくから、もう帰ります!」と捨て台詞。
側にくっついている看護師2人も、何も言わず。
遂に私、キレました!
さっさと帰ろうとする院長に聞こえるように、看護師2人には確実に聞こえるように、
「私も医療従事者だけどさ、患者に向かってそんな事言ってんじゃねーよ!」と言いました!
私らは利用者です。受けるサービスに対価としてお金を払ってます。死に向かっていく患者とその家族が、嫌な気持ち・不愉快な気持ちにされる為にお金を払っている訳ではない。
更に、人として、医療従事者として、患者さんとその家族に、言っていい事と悪い事がある。しかも、訪問医療というターミナルの看取りの現場だ。ターミナルの状態は特に患者さん本人もご家族も、医師や看護師などの言葉には敏感になっているのだ。
そこで発せられる、患者の人格を否定する暴言。
私は許せなかった。
院長は戻って来て、「なんだって?」と看護師に聞き、看護師もそのまま伝え、
「娘さんは勘違いをしている!」と今度は私の所為だと言い出した。色々弁明してたけど、私が言っているのは、そんな事ではない。
「あちこちから、色々な話が入ってきますよ!」と言いました。鍼灸院は患者さんから教えて貰う事や情報がたくさんある。当然、このAクリニックの話もたくさん聴いている。
「とにかく明日某病院に行ってくださいよ!」と院長と看護師2人は帰りました。
訪問医療の、ターミナルの患者さんを看取る医師が放つ患者の人格を否定する傷つける暴言。
医療従事者として、腹が立って仕方がない。
普通の患者さんなら、「診てもらっている」と思うから、暴言を吐かれても黙って我慢しているかもしれない。
でも考えて欲しい。
その考えが医師の暴言を助長させ、言動を省みなくさせているかもしれない。
国家資格があっても、特に医療の仕事は、人対人のコミュニケーションです。人間だから至らない点があるのはお互い様。意見を言い、お互いに改善する事が出来るのがコミュニケーション能力だと思う。医療従事者は、コミュニケーション能力とお察し能力を磨いて欲しい。
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