メノポーズ鍼灸院へ ようこそ! 〜「更年期」を「幸年期」へ〜 「メノポーズ鍼灸®️」 の はりきゅう陽明堂

登録販売者・メノポーズ(更年期)カウンセラー・サプリメントアドバイザーなどの資格がある鍼灸院の院長です。鍼灸や東洋医学・更年期などについて書いていきます。趣味の天然石アクセサリー作りやハーブ・薬草もあり(^^)

「痛み」について考える(2)

◆病位の痛み ①◆

病位とは病の発生部位の事です。痛みの部位と一致するとは限りません。

中医学では、痛みを治療する時は痛む場所だけを診るのではなく、痛みを引き起こしている病の部位や原因を探して、治療していきます。

 

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病位は二つに大きく分けられます。

 ・臓腑の病による痛み

 ・気・血・津液による痛み

 

《臓腑の病による痛み》

 1)肝の病による痛み

 胆と表裏をなし、血を蔵し疏泄を主る。肝(胆)は脇肋の下にあり、肝経と胆経の経絡は頭部の両側、耳の周囲、下腹部、陰部を走行する。

 ・片頭痛・耳痛・脇肋痛・下腹部痛・外陰部の痛みが現れると肝に関連した病があると考えられる。

 

2)心の病による痛み

全ての臓腑を統括し、小腸と表裏をなし、血脉と神明を主る。心は胸の中にあり、心経と小腸経の経絡は内目角、顔面、胸部、肩甲、上肢の内側、中指、小指を走行する。

 ・内目角の痛み・顔面痛・胸痛・肩甲痛・上肢内側の痛みが現れると心に関連した病があると考えられる。

 

3)脾の病による痛み
後天の本で、胃と表裏をなし、生血・統血し、運化を主る。脾(胃)は上腹部にあり、脾経と胃経の経絡は前頭部、上歯部、舌、胃、鼠径部、下肢の前・内側を走行する。
 ・前頭部の痛み・上歯痛・舌痛・胃痛・鼠径部と下肢の前・内側の痛みが現れると脾に関連した病があると考えられる。

 

 部位の痛み② に続く。

 

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