メノポーズ鍼灸院へ ようこそ! 〜「更年期」を「幸年期」へ〜 「メノポーズ鍼灸®️」 の はりきゅう陽明堂

登録販売者・メノポーズ(更年期)カウンセラー・サプリメントアドバイザーなどの資格がある鍼灸院の院長です。鍼灸や東洋医学・更年期などについて書いていきます。趣味の天然石アクセサリー作りやハーブ・薬草もあり(^^)

震災と更年期(1)

◆極限状態、どう乗り切る?◆

私は東日本大震災の被災者ですが、自宅が津波に流されても避難所に行かなくて済んだ、恵まれた環境にあった被災者です。

3月27日に友人達のあたたかい思いの詰まったガソリンを頂き、群馬の実家に一家全員で帰る事が出来ました。

私には帰る事の出来る実家がありましたが、石巻生まれの自宅近所の友人一家は、高校体育館の避難所に避難してました。

 

 ↓ 写真は2012年4月4日の火災で燃えた門脇小学校。

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避難所。

体育館なので当然床は板です。体育館なので天井が高くて、ストーブを点けても周辺しか温まらない。

避難したばかりの時は無造作に布団が敷き詰められ、歩くスペースもなかった。

そういう状況が長く続くといろいろなトラブルが出てくるので、避難所での生活が長くなると、通路や一人分のスペースをビニールテープで区切り、女性が着替えられるように段ボールで更衣室が作られました。

日本の宅急便はとてもサービスが手厚くて、避難所のある学校の住所を書き、体育館避難所または武道館避難所など場所と氏名さえ書けば、ちゃんと友人一家に荷物が届きました。特にクロネコヤマトさんは、震災後3日には荷物が配達され、本当に感謝しています。

 

避難所での寒くてプライバシーがなく、誰もが我慢し、子供が犯罪に巻き込まれないよう常に気を張っている、栄養バランスも良くない過酷な状況が長引くと、更年期世代の歳上の友人が体調不良が訴えてきました。

群馬にいる私。

私も被災者。

手続きで石巻に行った時に、鍼灸治療をしてあげたいけど、プライバシーのない避難所では無理だし、一人治療したら必ず「私も」となり、支援慣れをし始めている一部の避難者からは非難されるのが目に見えている。

 

そこで考えたのが、市販薬の漢方製剤。

臨時の診療所が出来ていて、緊急性を要する心臓系・糖尿系などの医薬品は手に入りやすかったけど、体調維持の医薬品は当然後回し。その前に、被災地のど真ん中でそんな発想はない。

友人だけでなく、周りの更年期世代の人達にも飲んでもらえるよう、タケダのルビーナを買えるだけ買い込んで、保温性の高い服や下着と一緒に、クロネコヤマトで避難所に送りました。

 

2011年3月11日当時の私は、2011年2月にメノポーズカウンセラーの登録をしたばかりでした。

当時を振り返り、いろいろ考える事があります。

 震災と更年期(2)へ続く。

 

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