「仁和寺と御室派のみほとけ」展(2)
◆初めて行った東洋館◆
「仁和寺と御室派のみほとけ」展に行ったついでに、先日も、会いに行った古代の同郷人・平成館の考古館の「腰かける巫女」に会いに行くと…。
ちょうど学芸員とボランティアガイドの方が入口すぐの「正装女子」解説しているところで、解説を聞く(^^)
「挂甲の武人」は現在修復中で会えなかったけれど、埴輪で唯一の国宝はこの群馬県太田市で出土した「挂甲の武人」のみ!
グンマーは埴輪がたくさん出土しているので、国立博物館に行くと、ちょっとだけ誇らしい(笑)(。 >艸<)
少し 時間があったので、今まで行った事のない「東洋館」へ。
この仏像は、 パキスタン・ガンダーラ地区2世紀の出土。日本・韓国・中国の仏像と違い、彫りが深くエキゾチック。
この古ガラスの出土品を観て、王翰の「涼州詩」を思い出した。
涼州詩 王翰
葡 萄 美 酒 夜 光 杯
欲 飲 琵 琶 馬 上 催
酔 臥 沙 場 君 莫 笑
古 来 征 戦 幾 人 回
〈書き下し文〉
葡萄の美酒夜光の杯
飲まんと欲すれば琵琶馬上に催す
酔ひて沙場に臥すとも君笑ふこと莫かれ
古来征戦幾人か回る
夜光杯は玉で作った盃と言われていますが、私はこの涼州詩を読む度に、夜光の杯は、玉ではなくガラスで作った物をイメージします。
正倉院の瑠璃の杯みたいな。
こういうのにワインを入れ、ガラスの杯で、月明かりと焚火の揺れる影での宴会。都から離れた場所というのがわかり、明日は死ぬかもしれない人生で最後の宴。
これらは、そんな使われ方をしたかもしれないな。と思いながら観てました。
時間が取れる時に、ゆっくりトーハクに行くのもいいな。と思いました。
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